教会からのお知らせ

      

引きこもりとは

長期にわたって学校・仕事に行かず、社会との接触を断ち自宅にこもって生活している状態を「引きこもり」といいます。 
家族を含めた他人との接触を拒否してしまうため、社会性の成長が遅くなり、対人関係への自信を喪失し、自己評価が低下してしまいます。強迫傾向、昼夜逆転、家族への暴力などが見られる場合もあります。 「引きこもり」は必ずしも「閉じこもり」ではありません。
部屋から全く出られない方もいれば、近所のコンビニなら行ける方、趣味の活動なら外出できる方…と症状は人それぞれです。 

引きこもりの原因

引きこもりになる理由は人それぞれです。
特定の性格や生育環境、精神疾患の方がなりやすいと言われることもありますが、 必ずしもそうではありません。実際には様々な方が引きこもりとなり苦しんでいます。

失敗や挫折への恐怖から引きこもりに
彼らに共通するのは、「ただ怠けたくて引きこもっているのではない」という点です。
彼らは学校や仕事、社会生活の中で何らかの失敗や挫折を経験し、深く傷ついてしまった人たちです。
また病気や障害を抱える方は、社会で生きていくことへの深い絶望を一人で抱えているかもしれません。
 それを誰にも相談できないまま、再び傷つくことを恐れて対人関係を避けているのです。 

引きこもりの原因

1.職場になじめなかった。      23%

2.病気だった。           23%

3.就職に失敗した。         21%

4.人間関係で失敗した。       11.9%

5.不登校であった。小中高

    (いじめを含む)         11.8%

6.大学になじめなかった。       6.8%

7.受験に失敗した。          1.7%

  その他、不明            0.8%

 

引きこもりの解決方法 家庭内での解決は困難です

人の心の問題は複雑です。「こう言えば解決する」という魔法の言葉は存在しません。 
根本的な解決には、専門的かつ継続的なアプローチが重要となってきます。

まずは本人と会話を重ね、悩みの本質を知る必要がありますが、その悩みは「家族だから言えない、言いたくない」ものであることがほとんどです。
家庭内での解決が困難な理由はここにあります。

「子供のことは私たちで何とかしよう」とご家族が頑張ってしまった結果、問題が長引き悪化してしまうケースは少なくありません。
本人が自分で相談相手を探し、解決するということもまずありません。 
家族が本人に代わって相談先や受入施設を探し、動かなければ問題は解決しないのです。 

今日もっと深刻なのが、85・60 問題です。親が80代で、子供が60代の高齢者引きこもりが、全国で150万人居るということで、親が逝去した後の財産問題、当事者の介護の問題が確実に現実化して来ることです。これに対処する方策については、何ら具体化されていません。

 

 「孤独(個独)を感じておられる方に」

 

 英語には『孤独』を意味する言葉に『ロンリネス』と、『ソリチュード』の二つがあります。『ソリチュード』は、自ら選択して独りを楽しむというポジティブな意味を含みます。日本ではこの二つが混同されがちです

 『ソロで生きる力』とは、決して一人きりで、誰の力も借りないということではありません。むしろ、誰かとつながる力を持つこと。社会から孤立せず、個人が個人と結ばれるネットワークの構築を意味しています。これが日本では、一人で閉じこもってしまう孤独が蔓延しているのであります。

 

アメリカ連邦政府の前公衆衛生局長官、ビベック・マーシー氏が「孤独は深刻化する伝染病」であり「病気になる人々の共通した病理(病気の原因)は心臓病でも、糖尿病でもない。孤独だった」という論文を発表し、話題を集めました。2018年1月17日には、イギリス政府が、「孤独担当相」を新たに任命すると発表して、世界を驚かせましたが、これは、この切実な問題に国を挙げて取り組むべき、という危機意識の表れでありました。ところが、日本ではこの課題に対処すべく問題意識もなく、無策のままに責任回避をしているのが現実であります。

 日本の国立社会保障・人口問題研究所の最新の推計によると、2000年に27・6%だった1人暮らし世帯は、2025年には39%になり、世帯数の4割が1人暮らしと言う事となってしまいます。また、「孤独」への危機感が特に希薄なのは、配偶者への依存度が高かったが配偶者をなくされた既婚男性で、他人と関係が築きにくい人達であります。それはこれまで、会社に所属することしか人間関係を作ることが出来なかった人であり、肩書に依存し、名刺交換をしないと会話を始められない人であり、その人は定年後に肩書がなくなると他人との協調が上手くいかなくなるのであります。会社という場所に存在意義を求め、会社の名前や肩書でしか人を見ることが出来無い人が、孤独の渦の中に巻き込まれてしまっているのです。『個』より『場』に重きを置き、定年退職でその場を失うと途端に元気を失い、元『部長』、元『専務』など肩書で膨張したプライドは、なかなか取り除くことが出来ずかえって孤立化を深めてしまうのです。

 

 キリスト教の教会では、そのような方々を暖かく迎えることが出来ます。

なぜならば、人となられた神の子が、このような悲しみや、孤独にさいなまれている人たちを愛して下さり、教会と言う『場』を備えて下さって、老いも若きも孤独感に打ちひしがれている方々に、『愛のみ言葉』を贈ってくださっているからです。また、教会に集っている人々は、肩書や学歴などで人を判断することなく、一人の人としてまた兄弟姉妹として受け入れております。 また、人とのコミュニケーションのツールとなった LINE には、若い人からのSOSが書き込まれています。親から「勉強しろ」「偏差値が低い」とプレッシャーをかけられ、学校に行けば「いじめ」に遭い、誰にも相談できない若い人が、「死にたい」との書き込みが増えています。 教会はその様な環境の中に落ち込んでいる人に対しても、良き話し相手となれるように努力しています。そして、皆さんが「イエスキリストと結ぶネットワーク」につながることが出来るようにお手伝いをさせていただいておりますので、

  ご遠慮なく、「ひたちなか教会」 ☎029-272-5017  

    https://www.hitachinaka-church.org   迄、ご連絡ください。

          E-mail:   tsukaerushimobe777@gmail.com

 

お知らせ

  〇10月24日 説教

 「罪人を招くイエス」

     ルカ 5:27~32

  

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